先日のニュースで、スバル でエンジンに関わる大規模なリコールが発表された。
どうしたんでしょう?
ホント近年の国産車は、品質レベルが大幅に低下していますね。
2010年以前とそれ以降とでは、国産車の品質が相当落ちてしまっています。
スバル、リコール対応長期化か 費用かさみ、業績に懸念
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000032-asahi-bus_all
自動車の品質にかかわる不正が相次いで発覚したスバルが、一連の不正とは別の大規模なリコール(回収・無償修理)を近く国土交通省に届け出ることになった。車の心臓部にあたるエンジンの部品が対象になる。リコール作業の手間がかかり、費用もかさむとの見方が出ており、業績に及ぼす悪影響への懸念が広がっている。
不具合の恐れがあるとしてリコールされるのは、「バルブスプリング」と呼ばれるエンジン部品。動力を生み出すために燃料を燃やす際に、燃料と空気を混ぜたガスを「燃焼室」に吸入したり排出したりするバルブ(弁)を閉じる役割を果たす重要な部品だ。
万一、不具合が生じれば、走行中にエンジントラブルを起こして車が停止する恐れがあり、事故を招きかねない。スバル車の品質への信頼がさらに揺らぐのは避けられそうにない。
主力の日米市場で販売した複数車種の少なくとも数十万台がリコール対象になる模様だ。世界販売台数が約107万台(2017年度)のスバルにとって、リコールの規模は極めて大きい。スポーツカー「BRZ」や、トヨタ自動車と共同開発し、BRZと同じエンジンを搭載するトヨタのスポーツカー「86(ハチロク)」も対象に含まれる。SMBC日興証券の木下寿英シニアアナリストは「重要部品のバルブスプリングの不具合なら影響は大きい」と指摘する。
スバルでは昨秋以降、出荷前の完成車の検査で相次いで不正が発覚。9月には安全性能にかかわるブレーキの検査での不正も明らかになった。無資格の従業員が完成車の検査をしていた問題では、今年2月までに計約42万台のリコールを届け出て、作業はいまも続いている。その中で新たに大規模なリコールを迫られることになった。
スバル車に搭載されている独特の水平対向エンジンは、バルブスプリングが横向きに並んでいて、交換などの作業をするにはいったんエンジンを取り外す必要があるという。1台当たりの作業時間が長くなり、対応の長期化も避けられそうにない。リコール費用が膨らむ恐れもある。スバルの独自技術で、熱心なファンがいる水平対向エンジンが大規模リコールの対象になれば、スバルブランドへの打撃となるおそれもある。
2010年7月には、バルブスプリングに異物が混入して折れる可能性があるとして、トヨタ自動車がクラウンと高級車レクサスの計4車種を対象に、国内で9万1903台、世界で約27万台のリコールを届け出た。
大規模リコール「バルブスプリング」とはどんな部品なのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181027-00003987-jbpressz-bus_all
今回、(※注:2010年時のトヨタの場合)リコールの対象となっているのは、GR系と呼ばれるV型6気筒の3.5リットル仕様(2GR-FSE型)と、UR系と呼ばれるV型8気筒の4.6リットル仕様(1UR-FSE型)と5リットル仕様(2UR-FSE型)という、V6はレクサスIS、GS、トヨタ・クラウン(GSとクラウンはハイブリッド仕様も含む)、V8はレクサスの最上級モデルであるLS、LS600(ハイブリッド)、GSに搭載されている。
しかし報道などによれば、
日本国内で現実に起こった220件ほどのバルブスプリング折損の中で、四十数件はクルマが走れなくなったらしい。
最近のクルマでこんな重大なトラブルが起こるとは、ほとんどのユーザーは考えたこともないはずで、多少の異音や出力低下でも「サービス工場までは・・・」などと走り続けてしまったのだろうと思う。
これまで何度も、近年の日本車の品質が低下した原因は、中国製部品が原因と書いていますが、これらの件もまだ原因は特定されていませんが、以前、トヨタでは中国製のピストンリングが原因で大規模なエンジン不具合を出していました。
しかし最近、話題になっているKYBの不正問題もありますし、日本の物造りのレベルもチャイナ化しつつあるのが残念ですね。
KYB、免震・制振不正ダンパー1万本の巨大衝撃
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181029-00245531-toyo-bus_all&pos=1
ところでKYBの不正問題ですが、
個人的に自動車部門、自動車用ダンパーでもやっているんではないか?
と思うところがあります。
気づいてる方もいるかと思いますが、近年のKYB製品ショック(ダンパー)は、10年ほど前の製品と比べると、抜けてしまうのが異常に早い。
ものによっては、たったの1年で抜けてしまうようなダンパーすらありました。
KYB製ダンパーを使っている方は、定期的に減衰力を測定、確認してみたほうがいいかもしれません。
KYB カヤバ ショックアブソーバー NEW SR SPECIAL