先日から何度もニュースになっている、
高級カーシェア会社が経営破綻
ですが、こんなものちょっと考えればビジネスとして成り立たないのはすぐわかるもの。
元のクルマに100万〜200万も上乗せされてローンを組んでしまうなんで、ホント愚かとしか言いようがない。
被害者は20〜30歳代がほとんどだそうだが、あまりにも無知過ぎるよね。
そもそも、買わされるのが ”中古車” なのに、それに100〜200万も上乗せされてる時点で気づかないのはアホ過ぎ。
被害者600人超え!? 高級カーシェア会社が経営破綻 自己破産決めた人も…何が問題だったのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/d990f279c2a63b70b582b2b2e21a498d332d259c
度々、ニュースなどで報道されてきた高級カーシェア投資トラブルですが、今回の高級カーシェアとは、どのようなサービス内容で、何が問題だったのでしょうか。
約700台あるとされるクルマのうち、約300台は埼玉県内の駐車場に所狭しと置かれていた。(撮影:加藤博人)
スカイカーシェア問題は、2020年10月8日に経営悪化による事業停止を知らせるメールが代表者から約600人の投資者のもとに送られてきたことから始まります。 実際には8月から投資者のもとに入金が遅れることが連絡されており、9月に2か月まとめて入金するという約束は果たされていませんでした。
スカイカーシェアは社名ではなくサービスの名称で正式には「カーシェアリングサービス SKY CAR SHARE」となり、運営していた会社は豊島区池袋に本社組織を持つ株式会社SERIAS(代表取締役上ノ山章博)で、ほかに運営に関わっていたのが以下の3社です。
(株)ランドコアサービス→投資者を獲得するための営業活動
(株)anchor(アンカー)→広告代理店(投資者への入金などをおこなう)
(株)コーディアル→車両の管理、洗車やタイヤ交換、オイル交換など簡単な整備
※記事では4社をまとめてスカイグループと表記します。
スカイカーシェアのサービスが始まったのは2018年春頃。当初は、すでにサービスを展開していたほかの個人間カーシェアリングサービスに登録していたこともありました。
レンタカーより安く高級車が借りられることをアピールしており、利用者は会員登録(無料)をして、専用のマッチングアプリを経由し、クルマとオーナー(投資者)が選んだ写真を見て予約をします。 シェア車両として登録されているブランドには、メルセデス・ベンツやBMWが多くを占め、レクサスやトヨタなどもありました。 スカイカーシェアは「投資者を募り、高級車(中古)を購入させる→その車をスカイグループが預かり、個人間カーシェアとして運用」するシステムです。
シェア車両として登録されているブランドには、メルセデス・ベンツやBMWが多くを占め、レクサスやトヨタなどもありました。 スカイカーシェアは「投資者を募り、高級車(中古)を購入させる→その車をスカイグループが預かり、個人間カーシェアとして運用」するシステムです。
投資者が得られる金額は契約時期によって異なる場合がありますが、筆者(加藤久美子)が取材した投資者30名以上の契約内容は、おおむね以下の内容となっています。
・契約時に車両代金の1割(サービス開始当初は一律34万円)
・毎月1万円(時期によってはシェア利用された料金の5%)
・7年後、期間満了時に100万円(2年契約のケースもあり)
毎月のローン代金や保険料などはすべて、スカイグループから投資者の口座に入金され、数日後にその代金がローン会社や保険会社へ支払われる(投資者の口座やクレジットカードから引き落とし)ため、投資者には一切、金銭の負担がないという条件でした。 また、投資者がほかの投資者を紹介して契約に至ると一律10万円(例外あり)の紹介料が支払われるといい、短期間で大量の投資者が集まることになったのです。
実際、約600名の投資者のほとんどはほかに自動車ローンがなく、信用情報もキレイな20代から30代の若者たちで、ほかの投資者は副業情報紹介会社などからの紹介でスカイカーシェアの投資に参加していました。
投資者のなかには突然、数百万円の残債を抱える立場となり、なかには自己破産を決めた投資者もいます。 なお、プレミアやジャックス、オリコ、BMWファイナンスなどのローン会社で契約した場合は車検証上の名義はローン会社になりますが、銀行ローンでは所有権留保がされないため、使用者も所有者も投資者の名義となり、その場合は車両の移動や売却も残債があっても投資者がおこなうことが可能です。 しかし、所有者名義がローン会社になっている場合は完済しない限りクルマの売却はできません。
所有者名義がローン会社になっている場合は完済しない限りクルマの売却はできません。
この「売却できる」というのは、
実際、スカイ側が用意した車は高級ブランド車であっても、過走行車や事故車など価値が非常に低い(仕入れ値50万円から200万円前後)ものばかりで、
それを400万円から1000万円程度でローン契約をさせていました。
ゆえに実際の買い取り査定額はほとんどが数十万円の価値にしかならず、投資者の多くは数百万円の負債を抱える状況になっています。
そもそもそのビジネスモデルが違法だった!?
【じつは最初からアウト!】「わ」ナンバーにならぬ高級車カーシェア投資 国交省に聞くと…「共同使用」の定義から大きく外れていた
https://news.yahoo.co.jp/articles/f02d3d00b66eb847f666358fcd98674a2608ce06
スカイカーシェアの業態が「個人間カーシェア」として適用されるのかどうか? 「わ」ナンバーにならないことを積極的にアピールしていたが、それは正しいことなのだろうか?
レンタカー事業などを担当する国土交通省 自動車局旅客課に電話をして聞くことができた。
――スカイカーシェアの事業は「共同使用」と言えますか?
「購入したクルマを見たのは契約時のみ。ふだん、自由に購入したクルマを使えるわけではないので、これは、『共同使用』とは言えないでしょう」 「中にはクルマも見ずに契約した方もいると聞いています」 「自由に乗ることもできない、日常的な整備や点検、諸々の管理などもすべて運営会社に託した状態でシェア車両として貸し出す業態では、『共同使用』ではありません」 「オーナー自身が『使用』できていない状態では、共同使用とは言えません」
――罰則はあるのですか?
「あります」 「自家用自動車の有償貸渡の規制に違反すると刑事罰の対象となり、罰金100万円以下の法定刑となります(道路運送法98条17号)」
ちなみに、国交省は、 「『自動車を使用する』とは、自動車の管理も合せて行うことを常態とするものであり、日常点検整備だけでなく、定期点検整備等も行うものである」 としている。 スカイカーシェアは「共同使用」を大前提とする個人間カーシェアの定義からも大きく外れているようだ。
国土交通省に別のカーシェア業者が照会した法令適用事前確認手続の文書に対する、国土交通省自動車局旅客課長の回答(令和2年7月31日)をもとに、道路運送法第80条の適用外となる「共同使用」とは何なのか。改めて確認してみよう。
■共同使用料(=カーシェア料金)とは? 車両の維持管理コストとして、ガソリン代、その他車両の維持に必要とされる実費を基礎に按分された額を言う。
その額については車両の所有者と共同使用者の合意に基づき共同使用契約により定めるものとしている。
当該共同使用料の額は、どの時点を基準として算出するのか、また、共同使用者の数は固定されるのか、増減するのかによって変動するものと考えられる。
■共同使用の考え方の具体例
・同一の自動車を2以上の者それぞれが、自己の欲求充足のために主体的な立場において使用
・使用者が具体的に特定され、自動車の使用及び管理に関して予めの合意が存在している
・使用者それぞれが自動車の使用及び管理に関する権限と責任を有する
・共同使用料は営利を目的とせず、自動車の維持費の範囲内である
もう、これ!
下記のこんなものをローン組んで買うという時点で、バカ過ぎる。
「スカイ側が用意した車は高級ブランド車であっても、過走行車や事故車など価値が非常に低い(仕入れ値50万円から200万円前後)ものばかりで、
それを ”400万円から1000万円程度でローン契約” をさせていました。」
オーナー達は自分の無知さ、バカさを思い知った方がいいね。
また、自分の経済力で元から維持すら出来ないものを買うという行為も、何も考えてないでやっている証拠。
ビジネスうんぬん以前に、その”モノ”(クルマ) が価値のあるものかどうなのか? それすらもわからないほど 無知 なんでは救いようがない。
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